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進化を遂げるレーベル、コロムビアインターナショナル

進化を遂げるレーベル、コロムビアインターナショナル

音楽界に多大な影響を与える存在となる数々のアーティストを送り出し、その先鋭的なアプローチと圧倒的なクオリティーで70年代から80年代を駆け抜けた伝説のレーベル「BETTER DAYS(ベターデイズ)」。誕生40周年を迎えた2018年より再び新作のリリースを開始した。その「BETTER DAYS」を有するコロムビアインターナショナルは、ビッグアーティストのリリースが相次ぎ、今、もっとも注目されているレーベルといっても過言ではない。ミュージックシーンの最前線に立つ2人に今の想いを訊く。

  • ONODERA
    • 日本コロムビア株式会社
      A&C本部
      アーティスト事業部
      コロムビアインターナショナル・
      ビジネスユニット
    • ONODERA
    • 2018年 中途入社
    • ディレクター兼
      プロデューサー
  • Take
    • 日本コロムビア株式会社
      A&C本部
      アーティスト事業部
      コロムビアインターナショナル・
      ビジネスユニット
    • Take
    • 2011年 新卒入社
    • アーティスト担当

アーティストに付随するすべてのことを考える

― そもそものレコード会社の仕事、その中でお2人が果たしている役割から聞かせてください。

Take:

簡単に言うと、僕たちの仕事は「アーティストとともに音楽を創り、創り上げた音楽を、より多くの人に届けていく」ことだと思っています。その中で、プロデューサーであるONODERAはアーティストのコンセプトやその音楽の制作、アーティスト担当というポジションにいる僕は、アーティストや楽曲のプロモーションがメインの仕事です。

ONODERA:

その他、レコード会社には、各メディアに働きかけ、自社の商品を届けるフロント役の宣伝部があります。宣伝部は、各メディアの仕組みなどを理解して、メディアとレコード会社を結んでいくような仕事です。Takeは担当アーティストの何をどう制作していくか、どのように展開していくか、アーティストに必要なことか否か、などを判断しながら、「創る」プロセスにおける総仕上げ、ブランディングという非常に大事な役目を担うポジション。僕たち制作は、アーティストを将来的にどう育てていくかを考えながらプランを立て、コンセプトやビジュアルや音源を形にしていく、いわゆる0→1(ゼロイチ)タイプの仕事です。

Take:

かつてレコード会社は、CDなどフィジカル音源の販売が主でしたが、配信やサブスクリプションとメディアも変化し、ディストリビューションの方法が変化する中で、そこに流すコンテンツ、アーティストをどのように構築していくか、そのために何が必要かも全く違ってきています。また、キャスティングやライブ企画、グッズ制作といったマネジメント業務も、今ではアーティストが主体となって協業制作をしていくことも多く、意見・アイデアを出し合って寄り合いながら、アーティストと共に、具体的なコンテンツの制作を手掛け流通させていくビジネスモデルになりつつあります。

ONODERA:

制作サイドの役割分担としては、かつてディレクターといえば、スタジオでエンジニアの後ろに座って指示を出して音源を創る人というイメージでしたが、メディアも多様化してきている中で、アーティストを見つけ、いかに育てていくか、体幹部分を大きく捉えて戦略を打ち出していく役割、ビジネスとして責任を持つ人がプロデューサーで、ディレクターはそれを具現化する仕事という言い方もできますが、今はその両方をアーティストに寄り添って手掛ける方も多いです。

Take:

アーティスト担当の業務として、いわゆる4マス(テレビ、ラジオ、web、紙媒体)が中心な時代もありましたが、今はそれだけでなく、アーティストに付随するすべてのことを考えないといけない。サブスクリプションでヒットすることも、SNSで流行することも宣伝といえる中で、何を宣伝として捉えるかを考えるところからが仕事だと思っています。僕たちと一緒に動いてくれるたくさんのプロモーター、外部の方たちと連携し、ONODERAやマネジメントと話をしながら、アーティストに合うプロモーションを考え、この楽曲であればどこに届ければ聞いてもらえるのかを考えて活動している毎日です。

進化を遂げるレーベル、コロムビアインターナショナル

もう、ヒットを創りだすことしか考えていない

― そうした毎日の中で、特に意識していることはどんなことですか。

Take:

月並みですけど、新しいことをキャッチするアンテナを張っておくことと、「その曲はなぜヒットしているのか」「それはどこで聴かれているのか」「何があったからヒットしたのか」を突き詰めて考える、ということですかね。僕自身、もともとは尖った音楽が好きで、「CDとかめちゃ買っていました!」と言って就職面接受けましたけど(笑)。今はヒット曲が詰まっているプレイリストを聴く機会の方が、圧倒的に多くなっている。それがとても有意義で、楽しいと思っているんです。ヒットにすごく興味があって、もうヒットを創りだすことしか考えていないくらいです。

ONODERA:

僕が言うのもなんですけど、Takeはすごく頑張っている(笑)

Take:

今、ボーカリストとデュオの新人2組をONODERAと一緒に担当しています。僕は入社12年目ですが、音楽業界は他社の同世代と接する機会が多いんです。そうした中で、有名アーティストをプロモーションしていたり、非常にヒリヒリした交渉をしている同世代の仲間の姿を見るたびに、自分もヒットを出したい!そういう会社にしたい!とずっと思ってきたんです。それが今、実現できるポジションにいる、だからこそ、この2組を絶対にヒットさせたいと思っています。

ONODERA:

ボーカリストは、Takeが「担当したいアーティストがいる!」と発掘してきて、一緒に制作を手がけ、2020年8月にデビューさせました。彼の生い立ちと共感する部分も多く、ジャンルとしてはR&Bの世界観をベースにしたダンス・ポップを目指しているんですが、すでにCMのタイアップ曲に起用されたりと、とてもいい運びです。Takeが「デジタルでヒットさせていきたい」という方向を示して、みんなで色々な施策を考えて進めてきたおかげで、今、サブスクリプションでは話題のアーティストになりつつあります。デュオのアーティストは、京都までステージを観に行き、非常に感動的だったので、2018年に日本コロムビアの「BETTER DAYS」 レーベルからデビューさせました。音楽性が非常に高く、国内外で通用する可能性を感じているのですが、海外でも名前が知れ渡り、過去の楽曲に遡って深堀りされるなど、注目が高まっているアーティストです。この新人2組を一緒に手掛けています。

進化を遂げるレーベル、コロムビアインターナショナル

アーティストありき。その核心を大事にする

― 日々の業務の中で、気にかけていること、心がけていることはありますか。

Take:

アーティストと良い距離感を保つこと、いつも第三者目線を意識することですかね。フランクに話し、一緒に食事などすることも多いですが、アーティストがどう見られているかをしっかり考えなくてはいけない立場だからこそ、近くなりすぎないことを意識しています。たくさんの方が動いてくださっている中で、アーティストにより近い立場だからこそ、一つひとつのジャッジも含めて、僕たちは防波堤というか、砦としての役割を果たすこと、アーティストの立場になって考えること。ここには気をつけています。

ONODERA:

僕は、逆により近い位置で仕事するように心がけています。特に制作の立場では、担当しているアーティストのことを好きでいることが絶対。人への寄り添い方は様々ですが、個人的には好きでいることと、オーバープロデュースというか、本人の資質とブランディングに乖離が生まれないように、「無理をさせない」「嘘をつかせない」という関係でありたい。アーティストありき、制作も含めてスタッフ関係が気持ちよくやっていけることが理想だと思っています。ひいてはそこがお客さんに伝わり、繋がっていく、それが本質じゃないかな、と。その核心を大事にしないといけない。アーティストは自分の名前がブランドであって、その自分との対峙がもっとも大変なわけだから、そこを汲み取りながら、時には一番近いコースをこちらで見極めたり、必要だと判断すれば遠回りさせたりといったことも含めて、共有して理解につながる関係がいいのではないかな、と。逆に大ベテランは、その佇まいであるからこそ、今があるので、僕らがそれらをしっかり受け止めていく視点が大事になってくるのではないでしょうか。

― トレンドに対しての向き合い方はいかがでしょうか。

Take:

アーティストにとって必要であれば取り入れるべきだと思いますし、特にプロモーションは、何が正しいか答えがない中で、基本、トライ&エラーです。ただ、アーティストを傷つけるようなエラーにしないことが大事なので、トレンドは意識しないといけないけれど、流行っているからやるというのではなく、取り入れ方もアーティストによって変えるということですかね。

ONODERA:

僕もそう思います。メディアのあり方も大きく変わってきている中で、やはり意識しないことには始まらないし、手法も変わって然るべきです。ただ、制作の立場から言うと、そもそもの核の部分を大事にして、あまり左右されないようにしたいな、と。トレンドは横目に見ながら、一過性のものに流されないでいく、といったことが大事だと考えています。

― アーティストが表に立つ仕事だとしたら、皆さんの仕事は完全裏方ですね。

Take:

自分はそっちのほうがいいですね。

ONODERA:

長年、この業界に身を置いていますが、びっくりするようなものを創りたいな、自分がわくわくするようなものを創りたいなと思ってコロムビアインターナショナルに来ました。今後の時間を考えた時に、今まで聴いてきたアーティストやこれからを目指すアーティストをサポートしたいとの想いでここに来たので、自分の意識はどんどん純粋な方に向かっている。そういう意味でも、僕は子どもですけど、Takeは大人なんですよ(笑)。

Take:

そんなことないですよ。ただ、これまで営業やメディア宣伝といった部署で経験してきたことのおかげだなとすごく思うんですよ。プロモーターとして動いていた中で、ビッグアーティストを守らなくてはいけない立場の中での経験が活かされているのかもしれないです。初めの頃は、僕自身すごく調子に乗っていたので、異動したての時も、この仕事、自分なら絶対にできると思っていたんです。でもある日、ONODERAと渋谷のガード下の餃子屋さんで呑んだ時、「いい仕事をするには、周りに感謝することが大事だ」と言われたんです。もう本当に当たり前のことなんですけど、それが思いの外、響いてしまって。自分は本当に調子に乗っていたなという思いがあったので、社内の人も動いてくれるのが当たり前ではないというか、どんな部署の人にも感謝することが増えました。自分が偉いわけでもなく、アーティストがいなければすることはないし、周りのスタッフがいないと何もできない、そういう仕事なので。

ONODERA:

補足すると、昔だと、制作・宣伝・販促といった順のヒエラルキーがあるように捉えられがちで、恐らくですけど、宣伝、販促から見ると、仕事が降りてくるケースが多く、どうしても上がジャッジして、僕らは受け手といった感覚に捉えられやすい。けれど、実際のところ宣伝や販促が上流にあることもあるし、左右も調整しながらの仕事なんです。制作もディレクターがジャッジしているように思われがちだけど、アーティスト本人が一番難しい対峙をしているし、上流に行けば行くほど、流れが早くてすごく大変。Takeはそこを理解したということでね。(笑)

Take:

いやー。

ONODERA:

この仕事は音楽的な知識が必要と思われがちですが、僕が見てきた中ではそれに限らず、自分の得意なところを活かすことができて成功した人が多いように思います。さらにいえば、それを維持できる環境を作るということが大切。アーティストも含めて、人によって得意不得意は全然違うし、できる限りアーティストのため、ひいては自分のためにそうした努力は大事で、今は自分が得意とする制作を求められているので、とてもありがたいです。

進化を遂げるレーベル、コロムビアインターナショナル

コロムビアインターナショナルは、ドメスティックでない
そのまま海外に通用する音楽を手掛けるチーム

― コロムビアインターナショナルについて教えてください。

ONODERA:

僕がこの部署を語るにはまだキャリアが浅いんですが、コロムビアインターナショナルはレコード会社でいうところの、元々の洋楽部の位置づけみたいなものと伺っています。いわゆるJ-POPど真ん中というよりは、エルダー層や尖った方に聴いてもらえるようなタイプのレーベルカラーで、洋邦問わず、インスト(インストゥルメンタル)も歌ものも問わず、クラシックの音楽家もいます。僕自身は、インターナショナル内のレーベル「BETTER DAYS(ベターデイズ)」の再始動も担当させてもらっていて、改めて新作をリリースし始めたのは、レーベルが誕生して40周年目の2018年から。音楽三昧のセクションで、自分も聴きたいものを提案できる幸せを感じています。

Take:

自分の定義づけとしては、海外マーケットを意識したチームという立ち位置かな、と。ここにはクラシックもあればジャズもあり、インストもあって、そのまま海外で通用する音楽を手掛けている部署だと思っています。

ONODERA:

前述のTakeと担当しているアーティスト2組は海外に向けてもそのまま垣根なくいける。最近はジャンル問わず様々なアーティストが移籍してこられて、やりがいあるというか、気が引き締まる思いです。

Take:

ビッグアーティストも増え、会社に活気が出ているという感触と、これまで経験できなかったことを勉強させてもらえているという感謝があって、ONODERAの言う通り、光栄だし、しっかりやり切れるチームでありたいと思っています。規模的に未経験な仕事をさせてもらっているところはとても大きい。僕は、依頼されたことを調整したり、駆け引きしたりするのも仕事で、お願いすることだけが仕事ではないとずっと思ってきたんですけど、僕たちはどうしてもお願いする機会が多くて(笑)。そういう意味では、ビッグアーティストの方に関わらせていただくことによって、駆け引きや交渉ができる場面も増えました。

ONODERA:

実際、悩むレベルが上がるし、登場人物も変わる。何よりも、僕ら以上にお客さんがアーティストのことを知っていますから。僕らはファンの人たちに負けられないというか、いい意味でどう裏切れるかを考えていくことはプレッシャーでもあり、喜びでもあります。

ー レーベルが目指す方向性という視点ではどうですか。

ONODERA:

レコードやCDが全盛の時代は、購入された枚数が指標でしたが、サブスクリプションの時代になって「その曲が何回、聴かれたのか」の再生回数が指標になりました。これは昔でいえば、家に帰って、レコードを何回聴いたかが対象になるわけで、単純なメディアの変更ではなくて、かなり大きな違いだと思います。そこに着目することは、ある意味、掘り下げ甲斐のある楽しみな題目だな、と捉えています。その傍らでアナログレコードも再燃していて、最近の洋楽アーティストの多くはアナログも出しているし、音楽の楽しみ方が増えていることも一層、今後を面白くさせるな、と。

Take:

アナログ市場も大きくなっていると聞きますね。

ONODERA:

「BETTER DAYS」からは新作のみならず、過去の歴史的作品も含めLPレコードを数多く発売しています。レーベルの個性という意味では、「BETTER DAYS」を再開するにあたり、機会がありまして、当時の初代OBディレクター3人が集まる会に参加させていただくことがありました。そこで僕も「BETTER DAYSとは?レーベルカラーは?」など諸先輩方に質問をしたのですが、「ディレクターがそれぞれ好きなことやっていただけだ」と(笑)。結果的に横見てひとつの対をなすと言いますか、「競い合うような関係や認め合うような関係でいるうちに、ひとつの形、方向性が確立されていた」と伺ったので、その言葉をお借りすれば、「自分たちが良いと思ったことをやる」ことが大切なことなのかもしれないと思っています。

進化を遂げるレーベル、コロムビアインターナショナル

「フェイス・グループだからこそ」の意識が強まり始めている

― フェイス・グループの一員であることは意識されますか。

ONODERA:

レコード会社は、かつては作品、商品ベースでしたが、今はいわゆる「360°戦略」でキャスティングやライブをはじめ、マネジメント業務にも関わっています。そんな中で、Takeはそのまさにフロントにいて、ものすごく社内を啓蒙したいと思っているのが分かるんです。体感で分かる人も増えていると思いますけど、従来の業種とは違うことを始めているのだから、アーティストマネジメント的感覚で動くということはとても大切です。だからこそ、レコード会社単体で存在しているのではなく、デジタルに長けたフェイス・グループ内にあるというのは、大きなポテンシャルです。1階にオープンした「song&supper BAROOM」の施設や設備も大いに活用できるだろうし、ライブ配信プラットフォームの「Thumva®」やアーティスト公式グッズを販売している「Airtist Deli」、メディア「BARKS」など、さまざまなサービスやプラットフォームを有機的に活用し、フェイス・グループだからこその関係で連携を図れるようになりたいですね。

Take:

日本コロムビアはいわゆる老舗企業なので、実際、中にいると気づきにくい発想の縛りがあったのかもしれないと、フェイス・グループの一員としての時間が経つにつれて感じています。それを突破する新しい風が吹いたのかなと思うことも出てきました。

ONODERA:

虎ノ門の社屋から今のフェイス南青山ビルに移転し、拠点が一体化してからグループという意識は高まりましたよね。僕自身は音楽業界が長いこともあり、4年前の入社にあたっては、やはりレコード会社である日本コロムビアへの入社という印象が強かった。日本で最初のレコード会社であり、培われてきたことの多さと、本心から音楽が好きな人がすごく多くて、今、ここに身を置いていることに幸せを感じていた。新オフィスではABW(アクティビティー・ベースド・ワーキング)という概念の元、実際の仕事で関わっている関係者や部署を超えたプロジェクトの担当チームと顔を合わせる機会が増えました。バックオフィスの方々とも会えるようになったのは、合理的だと感じますし、我々の仕事は他部署と横で連携する方が多いので、新しいオフィスではさらにコミュニケーションがしやすくなりました。

Take:

僕もこれまで、どうしても日本コロムビア内のメンバーとの会話が多かったのですが、新オフィスの形態になってから、グループ内の方たちと話すようになったり、紹介してもらったり、グループ内での交流が増え、色々な方とオフィス内で「出会える」ことが面白くなっています。今まで自分の発想にはなかった、取り入れないといけないなと感じる知識を持っている方々と近い距離で色々考えられるのは、すごくいいなと思っています。

ONODERA:

そういう意味では、 IT×エンタメのフェイス・グループだからこその強みを束ねて、相乗効果を出していきたいという気持ちがありますね。

Take:

僕自身は今、KSRと取り組んでいるアジアマーケットに関する今後の事業展開に関して、何か新しいことを始めるきっかけにつなげていきたいですね。

進化を遂げるレーベル、コロムビアインターナショナル

ー フェイス・グループの企業理念「あるものを追うな。ないものを創れ。」と行動指針への共感という切り口ではいかがですか。

ONODERA:

制作はゼロイチが基本ですから、その視点では、フェイス・グループの企業理念はフィットします。自分もそうですけど、入社したタイミングで外部からの新しい風が入り、ビッグアーティストのリリースも相次いで新たなプロジェクトが立ち上がっている、今の盛り上がりそのものが、企業理念を体現していると思っています。

Take:

僕の中では、5つの行動指針の中の「チャレンジ」と「コラボレート」の意識が大きいです。個人プレイヤーとしてではなく、同世代・後輩・先輩・チーム、パートナーたちと新しいことにチャレンジして、仲間と何かを実現したい。音楽に垣根がないコロムビアインターナショナルだからこそ、制作・アーティスト担当がしたいと思う人たちから、人気のある部署にしたいと思っています。実際、新オフィスに移ってきて、歳が近い人も多いし、音楽外の専門知識を持っている人がたくさんいて、話していて面白い人ばかりです。実現したいことがあって、そのノウハウがないという時に相談できる人がすぐそばにいるという感覚で、パートナーシップの感覚が強まりました。フェイスからコロムビアのデジタル部門に出向している方が熱心にアーティストのデジタル配信に関する分析をしてくれて、定期的に情報の共有会も開いてくれています。素晴らしいし、ありがたいです。でもまだまだ知らない、素敵な方がいっぱいいるんだろうなと思うので、さらに色々な方と交流できる会があったらいいなと思います。

ONODERA:

僕も「コラボレート」と、もう一つは「クリエイト」ですね。まあ、クリエイトは制作だから、「創る」ことで世の中をよくしていければいいなと思います。「コラボレート」に関しては、担当アーティストで去年から今年にかけてそれぞれ、コロムビアのアニメ部門が手掛けるテレビアニメや、戦隊シリーズのタイアップ主題歌が実現したこともあり、セクションを超えてできたコラボレートにすごく価値を感じています。今後は、フェイス・グループとしてもっともっと幅広く、こうしたコラボレートを通じて、日本の音楽シーンに一石を投じていきたいなと思っています。

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フェイス・グループ行動指針

CREATE / 創造
社会を豊かにする独創的なアイデア。
CHALLENGE / 挑戦
新しいことにスピード感をもって取り組むチャレンジ精神。
COLLABORATE / 協力
グループ内外のさまざまなパートナーとの協力・協業。
FAITH / 信頼
人と人、企業と社会とのつながりを尊重する。
NEUTRALITY / 中立
特定分野・業界にかたよらず、常に視野を広げる。

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