株式会社フェイス

Face to Faith

SNS時代の新しいファンクラブのかたち『Fans’』の今とこれから

SNS時代の新しいファンクラブのかたち『Fans’』の今とこれから

ツイッターを使って、自分だけのファンクラブを、誰でも・簡単に・無料でつくることができる『Fans’』。2019年6月のリリース以来、さまざまなフィールドで活躍するクリエイターたちに支持され、ユーザー層が拡大している。時代に即した進化を遂げたSNS時代の新しいファンクラブのかたち『Fans’』の“今とこれから”に迫る。

  • yuhei
    • 株式会社フェイス
      D2C事業本部
    • yuhei
    • 2018年 中途入社
    • 企画・開発・運用
  • nishimura
    • 株式会社フェイス
      D2C事業本部
    • nishimura
    • 2014年 新卒入社
    • 営業
fansとは

『Fans’』とは
〜あなたのツイッターが今すぐファンクラブに

― 『Fans’』のサービス概要を簡単に紹介していただけますか。

yuhei:

ツイッターとの連動により、誰でも、簡単に、自分だけのファンクラブを今すぐ作れるプラットフォーム、それが『Fans’』です。『Fans’』登録クリエイターは、ファンだけしか見られないコンテンツをツイッターに限定投稿することができ、ファンは月会費をお支払いいただくことで、限定投稿をツイッター上で見ることができます。ファンは投稿にコメントを残すことができ、クリエイターとコミュニケーションを取ることもできます。

nishimura:

従来、ファンクラブとは、すでにある程度ファンがいる人が開設するものというイメージがありましたが、SNSや動画配信、ストリーミング等、新たなコミュニケーション手法の普及に伴い、今は事務所に所属しなくてもファンがついている人はいるし、アーティストやクリエイターが「個」で活躍できる時代になっています。そうした中で、「すでにファンがいる・いないに関わらず、誰でも自分だけのコミュニティを作れるようなサービスがあるべきなんじゃないか」という視点から生まれた「SNS時代の新しいファンクラブのかたち」です。

SNS時代の新しいファンクラブのかたち『Fans’』の今とこれから

― 『Fans’』の魅力はどういったところにありますか。

yuhei:

「誰でも、気軽に」というのが最大のコンセプトで、アーティストばかりでなく、ツイッタラーの方やファンクラブに興味ある方とか、コンテンツを配信するクリエイターなら誰でも気軽にできるという点が注目され、ユーザーが広がっているという印象です。「Fans’でファンクラブ作ってみた」といったネット記事やブログ記事もアップしてもらえていて、『Fans’』というサービス名自体が認知されてきたという手応えもあります。

nishimura:

普通、ファンクラブのサイトへのアクセスは毎日行うものではなく、更新があれば見にいくという感じだと思いますし、今はご自身のサイトを持たず、SNSを中心にファンとコミュニケーションを取る方も多くなっているので、そうであれば、ツイッターという日々触れるツールの中にタッチポイントを作るのが、お互いにとっていいのではないか、と。そこでツイッターと連動させた「アンバサダー機能」をメインとしたファンクラブの立ち上げという発想に至りました。従来のファンクラブは、クローズドのイメージが強いと思うんですが、ツイッターとの連動を選択したことで、拡散力を持ち合わせた、広がりを意識したサービスになったと思います。限定投稿であっても、中身は非公開の状態でリツイートが可能なので、自分が好きなクリエイターを広めたいと考えるファンの心理も満たすことができます。また、『Fans’』に投稿した内容は自動的にツイッターにもツイートされるので、更新情報を発信するマネジメント側からも一体型で運用しやすいと好評いただいています。

yuhei:

ファン登録される方の視点からは、ファンクラブの月会費「税込330円~」という切り方がガラケー時代の課金を思い出して、ちょっと面白いと言った意見もいただいたり、ユーザーさんの反応もかなりいい感触が得られています。クリエイターさんはこの月会費のうち手数料を差し引いた支援金を最短1−2週間で受け取れるので、このスピード感も今のところ他にはない『Fans’』の優位性かなと思います。あと、『Fans’』チーム内の営業と運営チームが同一部隊でコミュニケーションが密に取れることもあり、情報共有が迅速で、サポート体制が手厚いことも特徴的だと思います。

nishimura:

個別の問い合わせにも基本的に直接対応できるのは、そのためです。

yuhei:

定期的にクリエイターさんにインタビューを実施して、サービスの良いところや使いにくいところ等をヒアリングしていますし、いい関係性を築きながら進化させられているなと思っています。

『Fans’』は「ファンを増やす」ためのハブとしての
ファンコミュニティ・プラットフォーム

― もともと『Fans’』は、2015年にアーティスト活動をオールインワンでバックアップすることを目指して立ち上げられたプラットフォーム「Fans’(フューチャー・アーティスト・ネットワーク・サービス)」が前身ですよね。

yuhei:

そうですね。初期の『Fans’』から搭載していた機能の中でも、特に「ソーシャルメディア連携」と「ファンクラブの運営」機能を軸に進化させた形です。

nishimura:

ツイッター連動型ファンクラブの機能だけでなく、楽曲の配信機能はSpotifyをはじめとする外部の配信先のリンク、eチケットは各種プレイガイド、EC部分はShopifyといった感じで、他社サービスと連携することで、「常に最新の機能を使えるプラットフォーム」としてのサービスを意識しています。

yuhei:

開発側の考え方としても『Fans’』はあくまでハブのような使い方をしてもらうプラットフォームというコンセプトで、フェイス・グループ内で全ての機能を自前で作るのではなく、外部サービスとのスムーズな連携に留意していますが、やはりすべてオールインワンの一体型で拡散できるところが魅力と捉えられているなという感触があります。

nishimura:

一方で、SNSだけでなく、やはりご自身のサイトを構築するスタイルを望まれる声も一定数あって、従来のオフィシャルサイト型によるサービスも継続中です。実際、使い方はさまざまで、アーティストやタレント、クリエイターさんのファンクラブとしてばかりでなく、オンラインサロンやオンラインアカデミーなど、知識を発信する場として使っていただいている方も多くいらっしゃるし、スポーツチームのブランドや雑誌のコミュニティとして利用したいという話もいただいていて、そうした事例も2021年にはいろいろ出てくるかなと思います。『Fans’』で実現できるファン・コミュニティは、「人」起点ではなくても、店舗やブランドなど支持されるファンの方がいる発信者であれば、使っていただけるサービスになっているので、今後さらに利用していただける層を広げていきたいなと思っています。

yuhei:

そもそも『Fans’』か、他のファンクラブサービスかという競合の考え方ではなく、他のファンクラブサービス+『Fans’』という協業の関係性というか、ファンコミュニティ・プラットフォームでいたいというコンセプトは共有しています。あとは、まだファンのついていないクリエイターさんたちに対して、どのようにコミュニケーションを盛り上げていくかなど、ファンを増やしていくノウハウなども蓄積して提供していくことができたらいいな、と。それでファン数が大きくなったら、次のステップとしていわゆる従来型のファンクラブを開設するのもいいんじゃないか、と提案できるような立ち位置を目指していきたいですね。

SNS時代の新しいファンクラブのかたち『Fans’』の今とこれから

コロナ禍の影響とコミュニケーションの価値

― コロナ禍になり、サービス利用への影響は見られますか。

nishimura:

なかなかリアルイベントが開催できず、チケット先行販売というファンクラブ最大のメリットが発揮しきれない中で、こうした新しい繋がり方による特別感の共有というのは受け入れやすくなっているのかなと思います。こんな時だからこそ、オンラインでのファン・コミュニケーションを考えてみませんかという提案も聞いてもらいやすくなりました。実際、リアルでは会えないけれど、ファンクラブ内でオンライン・ファンミーティングができるのはいいですねという声も多く聞かれて、今の状況は、マイナスよりもプラスの要素の方が多いという感覚です。加えて、以前よりもエンタメに触れやすい環境になってきたな、とも感じています。実際に会場に行くまでではないけれど、ちょっと興味があるいう程度のライブにも、オンラインで気軽に参加できるようになったりもして、エンタメを取り巻くいろいろなハードルが低くなったな、という印象を持っています。

yuhei:

オンラインサービス全般でいえば、運用面で変化があった事象としては、通勤時間帯のアクセスのピークがなだらかになったことが挙げられます。20時―22時という、いわゆるゴールデンタイムは確かにありますが、時間帯によって急激に上下するという現象は減りました。こうした動きはより顕著になってくると予想していて、そのうち情報発信のタイミングを選ばなくてもよくなるかもしれません。

nishimura:

私自身、会社がテレワークになって、通勤時間がなくなったのは本当にありがたいことで、生活スタイルが大きく変化しました。

yuhei:

僕個人としては、在宅勤務になって単純に人との関わりがすごく減った、人と話さない日がざらにあるようになったことにネガティブな感覚がありますね。会社にいれば、話したいことをすぐに話せるのに、できないストレスを感じるので、逆にそこにビジネスチャンスがある気もしています。

nishimura:

確かに、ミーティングが終わった後、話し足りなくて雑談が長くなるっていうのは、結構あるあるですね(笑)。

yuhei:

やけに盛り上がるっていう(笑)。雑談ってやっぱり大事だよね。

SNS時代の新しいファンクラブのかたち『Fans’』の今とこれから

さらなる進化に向けての課題認識

ー スタートから1年半、さらなる進化に向け、見えてきた課題はありますか。

nishimura:

気軽に始めていただける機会は増えたものの、スタート後、コンテンツの更新が滞って入会したファンが離れてしまうといった課題も見えてきたので、もう少しサポートを検討していきたいと考えています。

yuhei:

これは2020年の下半期くらいから見えてきた課題で、誰でも始められる分、継続的な情報発信を負担に感じる方が多いということに気づいて、今、頑張って体制を考えているところです。月会費が発生しているから、それなりのコンテンツを出さなくちゃ、というプレッシャーになっている部分もあるみたいだよね。

nishimura:

そうですね。タレントさんでも一般の方でも、多くのフォロワーを獲得されている方は、自分の発信によってそれだけのフォロワーさんを獲得されているので、何をコンテンツとして提供すれば喜んでもらえるのかがわかっていて、会員の伸びが著しいんです。そうした強みをダイレクトに伝えやすい仕組みだからこそ、よりコンテンツ創りがしやすいツールの提供なり、コンテンツのバリエーションを増やせるサポートを検討しています。それから、現状はツイッターと同じようなスタイルで、みなさん同一デザインのページになっているんですが、ビジュアル面でオリジナリティを出して世界観を表現したいとの声も聞かれるので、そうしたことにも対応させていきたいですね。

フェイス・グループとは
~0を1にできるスキルが身につく環境

― フェイス・グループらしさを言葉にすると、どんな表現になりますか。

yuhei:

僕は中途入社なんですけど、外から見ていた時は、アーティスト関係、音楽関係をやっているところと言った印象でした。今は、音楽はもちろんですけど、エンタテインメントを総合的に手掛けていく、デジタル・エンタテインメントの会社といったイメージです。

nishimura:

私も『Fans’』の担当になる前は、BGMサービスを軸とした店舗ソリューション『FaRao PRO』、ライブ配信アプリ『ビデオクリッパー』と、音楽シーンに関わる仕事をしていたこともあって、会社を紹介する際には「音楽系IT企業」と言っていました。『Fans’』チームに異動してからは、タレントさん等幅広い人たちとご一緒することが多くなったこともあり、「業界としてはエンタメで、業種としてはIT」といった説明をするようになりました。やっぱりシステムを作ることが多いので、IT企業であることはブレないのかな、と。ただリアルの箱、オフラインのロケーションビジネスも手掛けているので、そういう意味では、デジタル&リアルで、エンタメのプラットフォームを創る会社という感じですかね。

yuhei:

「らしさ」という意味では、フェイス入社前に所属していたいくつかの会社と比べて、「どこにでも助けを求められる垣根がない会社」という点は非常に特徴的かなと思っています。他部署だから話に行けないといったことがまずないです。自分の手に余ることがあれば、どこの部署であろうと助けを求めに行けますし、大抵のケース、有益な回答がもらえるし、何なら引き取ってくれたりもする。横のつながりがあるというか、本当、垣根がないですね。

nishimura:

私は新卒入社でここしか知らないので、「らしさ」と言ってもパッとは思い浮かばないですけど、サービスの立ち上げが多く、それを経験できるということと、やりたいことをやりやすい環境であるとうことは感じています。

yuhei:

割と好きなようにやらせてくれるというのは大きいよね。こうじゃないとダメですっていうことは、本当に聞いたことないので。型にはまった業務っていうのがないから、いろいろな経験ができる。

nishimura:

そうですね。逆にやりたいことがないと辛いかも…というくらい(笑)。アイデアを持って「やりたいです」って声を上げることができれば、話は聞いてくれる会社じゃないかなと思います。ただ、何でもやらせてもらえる分、担当の移り変わりも早いので、その業務を習得し切れなかったのでは、という思いが残ることはありますけどね。

yuhei:

そういう意味では、スペシャリストは育ちにくいけど、ジェネラリストはめちゃくちゃいるみたいな。その流れで言うと、サービスの立ち上げでいろいろことを担当し、またさまざまな部署も経験するので、個人で独立して起業できるようなスキームも身につくのではないか、と。僕ももともと開発者でしたけど、D2C事業部に配属になって、エンジニアの仕事以外の細かい作業もやっていくうちに、「ああ、俺、サービスの立ち上げできるな」と思えるようになったので、個人として0を1にするスキルは大分身に付いたんじゃないかなと思います。ひとつの領域のスペシャリストになると、他の機能や全体の流れがわからないことが多く、プロジェクトとして0を1にすることはできないですからね。

nishimura:

あと、会社の好きなところでいうと、変わった人はもちろんいるんですけど、苦手に感じる人がいないのは大事かな、と(笑)。

yuhei:

確かに。多少、癖のある人はいますけど、誰であっても話しかけると普通に会話できて(笑)。

nishimura:

人間性が気になる人がいなくて、職場の人間関係で全く悩むところがないのは本当にいいですよね。あと、アナログな部分が意外とあって、人対人って感じで仕事が進むところは大いにありますね。ITのはずなんだけどなーっていろいろなところで感じる(笑)

yuhei:

確かにアナログな要素は多いね。個性がハマりすぎて存分に力を発揮している人に依存しすぎないよう、量や質を均一化させる方向で組織を動かす方としても気を配っていかないといけないですね。

SNS時代の新しいファンクラブのかたち『Fans’』の今とこれから

『Fans’』をフェイスの代名詞に

― 企業理念「あるものを追うな。ないものを創れ。」の体現と5つの行動指針で意識している項目、今後の目標について聞かせください。

nishimura:

「ないものを創れ。」を実現し続けるって、「見つけた!」と思っても、何かしら既存のものに当たってしまうし、正直、難しいと思っていたんですが、今回『Fans’』に関わって、「ツイッター」も「ファンクラブ」ももともとあるものだけど、それらを組み合わせることで、今までにないサービスを創ることができた、いわば「あるもの×あるもの=ないもの、新しい形」という実現の仕方を『Fans’』 を通じて学ぶことができたので、これをひとつの考え方として大事にしていきたいと思っています。

yuhei:

僕は、固定概念に囚われないように、ということは常々意識しています。もちろん最低限の「こうあるべき」はあって然るべきだけれど、「この場合はこうするのが果たして正なのか」「通念上、正なのかもしれないけれど、別にこうするのもNGではないよね」というように考えを広げることで、新しいアイデアが生まれることもあるので。

nishimura:

5つの行動指針という視点からは、『Fans’』は、サービスも開発も含めまだまだ成長段階にあるので、特に「チャレンジ」を意識して働いています。

yuhei:

僕も「チャレンジ」と「クリエイト」の複合ですかね。固定概念に縛られない発想を意識して、今あるものというよりか、先ほどnishimuraも言ったとおり、既存のものの組み合わせとかも含めて、新たな価値を創り出していくこと、それをもっと『Fans’』に組み込んでいくことに注力していきたいと思っています。

nishimura:

グループには、日本コロムビアをはじめとするレーベル事業やメディア事業で世に名が知られているサービスはあるんですけど、フェイス本体として考えると、着メロをはじめ、プラットフォームでの大きな実績はあるものの、裏方の要素が強かったというか、サービス名として一般的に通じるものが生まれてないと感じているので、『Fans’』をそうできるといいなというのが、夢、野望としてはありますね。あと働いている身としては、やっぱりフェイスという社名ももう少し知られるようになってほしいと思うので、そこを少しでも『Fans’』で担えたらなという想いはあります。

yuhei:

僕は、売上や知名度の高いサービスを自分がメインで関わって生み出した、という結果を残したいと考えています。コンシューマーから「よかった」「ありがとう」と言ってもらえる喜びをサービス作りの源泉にして働いているのですが、その結果が知名度なので。まずは『Fans’』をフェイスの基幹事業にすることを成し遂げたいですね。
あとは、フェイスの中でトッププログラマーになることが目標です。プログラマーは一兵士、エンジニアは部隊長みたいな感じのイメージですけど、今の開発・運用全般のハンドリングという仕事は戦場には出ているものの、司令官のような立ち位置になるので、個人的には現場に出たいという想いもあって。「いざとなったらyuheiさんに言えば大丈夫」と言ってもらえるような立場になりたいんですね、きっと。個人的な夢を語ってすみません(笑)。

SNS時代の新しいファンクラブのかたち『Fans’』の今とこれから

フェイス・グループ行動指針

CREATE / 創造
社会を豊かにする独創的なアイデア。
CHALLENGE / 挑戦
新しいことにスピード感をもって取り組むチャレンジ精神。
COLLABORATE / 協力
グループ内外のさまざまなパートナーとの協力・協業。
FAITH / 信頼
人と人、企業と社会とのつながりを尊重する。
NEUTRALITY / 中立
特定分野・業界にかたよらず、常に視野を広げる。

この記事をシェア

BACK