FI2008-0011
2008年8月12日
各   位
会 社 名 株式会社フェイス
代表者名 代表取締役社長  平澤 創
  (コード番号4295 東証第一部)
問合せ先 執行役員 IR広報室長  藤原 成芳
T  E  L (03)5776−6255(代表)
 
フェイス  2009年3月期第一四半期 決算概要
〜概ね計画どおり順調に推移〜
 
提携等積極的事業展開による国内コンテンツ事業の順調な拡大、および電子マネー事業の引き続き高い成長により、海外コンテンツ配信子会社売却に伴う減収をカバーし、連結売上高は120億円と前年同期比に比べ5.2%の増。
利益面では、新たなマルチプラットフォームでのマルチコンテンツ配信サービス市場立ち上げのための先行投資負担等から、営業利益は前年同期比62.5%減の210百万円、経常利益は前年同期比63.6%減の148百万円。
四半期純利益は146百万円と、海外再編等により多額の特別利益を計上した前年同期に比べ84.9%の減。
売上、利益とも、年度内の一時的な時期ずれ等を除けば、概ね年度当初計画どおり順調に推移。
 
1.2009年3月期第一四半期 連結業績概況
 
当第1四半期連結会計期間においては、携帯電話の第三世代移動通信方式の利用者数が移動体通信全体の8割を超え、また、NGN(次世代ネットワーク)の商用サービスが始まる等、ネットワーク環境の多様化・複雑化が進む一方、ハイクオリティでエンタテインメント性の高い音楽・映像・オンラインゲームや医療・美容・健康といった生活情報等、コンテンツニーズも多様化しております。このような市場環境の中、携帯電話を用いた利便性の高い情報サービスの拡大等が、引き続きデジタルコンテンツ配信市場の拡大を牽引いたしました。
 
当社グループは、拡大が続く国内デジタルコンテンツ配信市場の動きに先んじて、これまで買収や有力企業との提携を積極的に行い、『コンテンツの新しい流通のしくみ創り』に取り組んでまいりました。
ネットワークや情報端末にとらわれないマルチプラットフォームでの、分野にとらわれないマルチコンテンツ配信による新たなマーケット創造に向け、当社が開発し前期に商用サービスを開始したコンテンツ視聴権利情報の認証技術Near Field Rights Management®(NFRM)を利用したデジタルコンテンツ配信サービスの普及促進に努めました。また、拡大するコンテンツ市場に対し、新たなコンテンツニーズを掘り起こし、個人認証・医療健康情報・電子決済・EC(電子商取引)等の事業展開に取り組みました。
さらに、需要の高まる電子マネーの分野においては、オンラインゲーム等での高い決済シェアを強みとし、また、ユーザーの利便性向上等により、WebMoney決済額が引き続き大幅に伸長いたしました。
以上の結果、当第1四半期の連結売上高は、電子マネー事業の引き続き高い成長、提携等の積極的な事業展開による国内コンテンツ配信事業の順調な拡大により、前年同期比5.2%増の12,070百万円となりました。利益面では、新たなマルチプラットフォームでのマルチコンテンツ配信サービス市場立ち上げのための先行投資負担等から、営業利益は前年同期比62.5%減の210百万円、経常利益は前年同期比63.6%減の148百万円となりました。また四半期純利益は、海外再編等により多額の特別利益を計上した前年同期に比べ84.9%減の146百万円となりました。
 
2.2009年3月期第一四半期 事業セグメント別業績
<コンテンツ事業>
有力企業との提携等により、事業基盤の拡大、強化に努めました。
@ 平成19年6月に商業サービスを開始したNFRMサービスの、さらなる対応機器の拡大、対応コンテンツの拡充等を通じて、その普及促進に努めました。平成20年4月には、子会社ギガネットワークス株式会社が、1,000を超えるコンテンツを配信する「ギガミランカ」を開始いたしました。また同社は、平成20年5月、携帯向けに撮影・編集をしたコンテンツ「恋する血液型」、および米アカデミー賞公認の「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」参加作品等の配信を開始いたしました。
A 平成20年6月、子会社株式会社メディカルコミュニケーションは、平成20年4月に厚生労働省が開始した特定健診・特定保健指導に対応し、株式会社ウィルコム等と、カルテを電子化し容易に閲覧可能にする「ポケットカルテ」の試験サービスを開始いたしました。
B 平成20年6月、株式会社クレディセゾンとの提携による、ポイントが効率よく貯まるコンテンツ配信サイト「永久不滅コンテンツ」について、従来の携帯向けに加え、パソコン向け配信を開始いたしました。
以上の結果、コンテンツ事業の売上高は、提携等による積極的な事業展開により国内コンテンツ配信事業は順調に拡大したものの、海外コンテンツ配信子会社売却による減収等から、前年同期比25.8%減の3,090百万円となりました。営業利益は、新たなマルチプラットフォームでのマルチコンテンツ配信サービスの企画開発、構築の先行投資負担および多様な情報端末向けのリッチコンテンツの制作プロデュース、調達コストの増加等から、前年同期比59.5%減の157百万円となりました。
 
<電子マネー事業>
平成20年3月末には、国内のブロードバンド・ネットワーク契約件数が2,870万件を超え(総務省・情報通信統計データベースより)、電子マネー事業の主力であるオンラインゲームを始め、携帯コンテンツ、映像配信等のデジタルコンテンツ市場において引き続き需要が拡大いたしました。このような中で、インターネット上で「簡単・安全・便利」な電子マネー「WebMoney」の決済額は大幅に伸長しました。
平成20年4月からコンビニエンスストア最大手の「セブン-イレブン」にて、新たに全国の店舗で設置されているマルチコピー機を利用した電子マネー「WebMoney」の販売を開始いたしました。さらに同月、スルガ銀行株式会社と提携し、銀行口座から即時に支払いが可能となる決済サービス「Debit@」(デビタ)を開始するなど、ユーザーの利便性向上施策を行いました。
また、平成20年6月、インターネット広告会社の株式会社アドウェイズと提携し、「ウェブマネー ポイントパーク」サイト経由で広告キャンペーンに参加登録することで、ユーザーが無料で「WebMoney」を入手できる新サービスを開始いたしました。
以上の結果、電子マネー事業の売上高は前年同期比25.5%増の8,637百万円となりました。営業利益は、新サービス開発・運用費用や管理部門の体制強化の費用増から、前年同期比65.9%減の51百万円となりました。
 

3.連結通期業績予想
当第1四半期の業績は、平成20年5月14日付「平成20年3月期 決算短信」における公表値に対し、概ね計画どおり推移しており、通期の業績予想の修正はありません

 
フェイスについて http://www.faith.co.jp/ (コード番号 4295 東証一部)
フェイスは、世界に先駆けて、携帯電話の『着信メロディ』そのものを考案、実用化し、日本国内のみならず北米、欧州、 アジアパシフィック地域、南米などの世界各国で事業展開しています。また、オンラインゲーム、音楽配信、Eコマースなどの決済に利用される電子マネーも提供しています。今後も、携帯電話、パソコンなど様々な利用環境上に、『デジタルコンテンツを流通するしくみ』をグローバルに創造することで、さらなる高付加価値企業を目指します。
 
*本リリースに記載している会社名、製品名は、各社および各団体の商標または登録商標です。
 
本件に関するお問い合わせ
IR広報室 藤原 河西
TEL : (03) 5776-6255 FAX : (03) 5776-6256
 
(注)EBITA(のれん償却前営業利益)=営業利益+のれん償却費
 
<参考>
 
(注) 四半期業績については、FY07までは累積数字のみ管理・適時開示しておりますが、傾向を把握していただくために、累積数字の差額を2Q、3Q、4Qとして表示しております。
 
<参考>
 
(注)第一四半期決算発表にあたり、通期業績予想は変更しておりません。
 
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