FI2007-006
平成19年3月15日
各   位
会社名 株式会社フェイス
代表者氏名 代表取締役社長  平澤  創
  (コード番号 4295   東証第一部)
問合せ先 取締役経営管理部長  佐伯 浩二
TEL 075-213-3933
 
フェイス、新たな配信プラットフォーム構築によるマーケット開拓と事業拡大を目指しフェイス・ビズを設立
〜グループ内のテクノロジーリソースを集約し新会社設立〜
 
株式会社フェイス(以下フェイス)は、新たな配信プラットフォーム構築による事業拡大を目的とし、フェイス・グループにおけるソフトウェア開発、ネットワークシステムの構築、運用等の配信プラットフォーム技術等に関する経営資源を集約するため、本日開催の取締役会において同事業を会社分割(分社型新設分割)することを決定いたしましたのでお知らせいたします。
 
<本発表のポイント>
 
■新会社フェイス・ビズによる新たな配信プラットフォーム構築と事業拡大
  コンテンツ権利認証技術
動画配信
EC(電子商取引)
画像・音声認識
 
■効率的なグループ経営を目指した最適資源配分
  実績のある技術とノウハウ資源の集約による事業明確化と機動力の向上
インキュベーション型テクノロジー事業の展開
 
  この度、フェイスは新設会社「株式会社フェイス・ビズ(以下「新設会社」という)」を設立することといたしました。今後のフェイス・グループのさらなる事業拡大に伴い、より機動的なグループ体制の構築が重要となります。これまで多くの実績を残してまいりましたソフトウェア開発、ネットワークシステム開発、運用などのテクノロジーとリソースを分社化することで、グループ内における事業分担を明確化し、シナジーの最大化と新たな事業セグメントの確立を目指すものです。

  新設会社の取り組みとして、フェイス・グループで培ってきたノウハウをもとに、音楽配信技術、動画配信システム、ECソリューション、画像・音声認識技術をはじめとした技術プラットフォームのグループ内外への提供およびその技術を利用した独自のサービスを企画・展開してまいります。
動画配信については、先般インテル株式会社、吉本興業株式会社と共同にて実証実験を開始いたしました“NFRMサービス”*の今後の商業サービス化に際し、システム提供してまいります。また、携帯電話等の通信の高速化にともない今後需要の高まる動画視聴サービスなどへの配信プラットフォームを提供してまいります。
  ECについてはB2Bを主とし、会員向け、社販、ポイント交換サービスなどのクローズドマーケットへの企画・プラットフォーム提供を推進し、クローズドマーケットに特化することによる商品展開の優位性を活かすとともに、グループで推進している音楽・映像といったデジタルコンテンツの流通も行ってまいります。
画像・音声認識については、その技術を利用する新たなサービスの企画運営を推進するとともに、コンテンツプロバイダなどへのシステム提供を通じたビジネス展開を行ってまいります。
  また、これまで蓄積されたノウハウや資産を活用し、既存のシステム、サービス企画などの外部受託についてもさらなる充実化を図るとともに、企業提携や企画立案を含めたインキュベーション型のビジネス展開を行なってまいります。

  これまでフェイス・グループは、着信メロディ等のコンテンツ配信サービスの提供、配信プラットフォーム技術の提供等の事業を行ってまいりました。この度、該当するソフトウェア、システム、ネットワーク等の開発、構築、運用に関する経営資源を新設会社へ集約することで、さらなる経営効率化を行います。今回の会社分割により、内部統制強化に基づいたグループ全体の購買機能としての役割も確立いたします。
  また、会社分割後のフェイスは、引き続き、コンテンツを流通する新たなしくみを企画・開発・マーケティングし、ビジネスインキュベーションを行なうとともに、グループ全体の戦略統一とシナジー効果の最大化をマネージメントしてまいります。
 
*NFRMサービスについて http://www.nfrm.jp/
フェイスが開発した新しいタイプの権利認証技術Near Field Rights Management?(NFRM)を利用した携帯電話とPCの連携によるコンテンツの新しい配信サービス。実証実験を本年3月6日から6月末までの約4ヶ月間実施中。この実証実験の結果を踏まえ、年内には、有料コンテンツ配信の商業サービスを本格展開することを目指しています。
 
フェイスについて http://www.faith.co.jp/
フェイスは、世界に先駆けて、携帯電話の『着信メロディ』そのものを考案、実用化し、日本国内のみならず北米、欧州、アジアパシフィック地域、南米などの世界21カ国で事業展開しています。また、オンラインゲーム、音楽配信、Eコマースなどの決済に利用される電子マネーも提供しています。今後も、携帯電話、パソコンなど様々な利用環境上に、『デジタルコンテンツを流通するしくみ』をグローバルに創造することで、さらなる高付加価値企業を目指します。
 
本件に関するお問い合わせ
IR広報室 藤原 石川
TEL : (03) 5776-6255 FAX : (03) 5776-6256
 
【詳細説明】
 
 
1.会社分割の目的
 
(1)新設会社による新たな配信プラットフォーム構築によるマーケット開拓・事業拡大
(2)SIソリューション等のテクノロジー事業強化
2.会社分割の要旨
 
(1) 分割の日程
  分割会社取締役会:
分割予定日:
新会社設立登記日(効力発生日):
平成19年3月15日(木)
平成19年5月1日(火)(予定)
平成19年5月1日(火)(予定)
(2) 分割方式
  本分割の方式は、分割会社のコンテンツ配信サービスの提供、配信プラットフォーム技術の提供等に関わるソフトウェア、システム、ネットワーク等の開発、構築、運用に関する事業を分社して行う分社型新設分割によります。
なお、本分割は、会社法第805条の規定に基づき株主総会の承認を得ることなく行います。
(3) 株式割当数
  新設会社は、普通株式1,000株を発行して、その全てを分割会社に交付します。
(4) 分割による資本金減少
  該当無し
(5) 分割会社の新株予約権及び新株予約権付社債に関する取扱い
  分割会社の新株予約権の新株予約権者に対し、分割当事会社の新株予約権を交付する予定はございません。
新株予約権付社債は発行しておりません。
(6) 新設会社が承継する権利義務
  新設会社は、分割会社のコンテンツ配信サービスの提供、配信プラットフォーム技術の提供等に関わるソフトウェア、システム、ネットワーク等の開発、構築、運用に関する事業に附帯関連する一切の権利義務を承継いたします。ただし、新設会社が分割会社から承継する債務の全てについては、分割会社が重畳的債務引受を行います。
(7) 債務履行の見込み
  新設会社が分割会社から承継する債務の全てについては、分割会社が重畳的債務引受を行うため、債務履行に問題はありません。
3.分割当事会社の概要
 
(1)商号
株式会社フェイス
(2)主たる事業内容 コンテンツ配信サービスの提供
配信プラットフォーム技術の提供
技術ライセンスの提供
電子決済
(3)設立年月日 平成4年10月9日
(4)本店所在地 京都市中京区烏丸通御池下る虎屋町566-1
井門明治安田生命ビル
(5)代表者 代表取締役社長 平澤 創
(6)資本金 (単体)3,218百万円
(7)発行済株式総数 (単体)1,196千株
(8)純資産 (連結)19,625百万円(平成18年3月末)
(9)総資産 (連結)31,595百万円(平成18年3月末)
(10)決算期 3月
(11)大株主及び持株比率 平澤創 39.14%
4.分割する事業部門の概要
 
(1) 分割する部門の事業内容
  フェイスおよびフェイス・グループのコンテンツ配信サービスの提供、配信プラットフォーム技術の提供等に関わるソフトウェア、システム、ネットワーク等の開発、構築、運用および外部企業からの当該業務受託。
(2) 分割する部門の業績(平成18年3月期)
        売上高            1,435百万円
 
但し、上記売上高の大部分は、分割前の社内取引に当たる為、分割に伴うフェイス(単体)の売上高への影響は軽微です。
(3) 分割する部門の資産及び負債(平成18年12月31日現在)
  分割対象部門
流動資産(百万円) 472
固定資産(百万円) 248
流動負債(百万円) 117
固定負債(百万円)
 
5.分割当事会社の概要
 
(1)商号
株式会社フェイス・ビズ
(2)主たる事業内容 コンテンツ配信サービスの提供、配信プラットフォーム技術の提供等に関わるソフトウェア、システム、ネットワーク等の開発、構築、運用
(3)設立年月日 平成19年5月1日(予定)
(4)本店所在地 東京都港区虎ノ門
(5)代表者 代表取締役社長 小清水 勝
(6)資本金 80百万円
(7)決算期 3月
6.会社分割後の上場会社の状況
 
(1)商号
株式会社フェイス
(2)主たる事業内容 コンテンツ配信サービスの提供
配信プラットフォーム技術の提供
技術ライセンス提供
電子決済
(3)本店所在地 京都市中京区烏丸通御池下る虎屋町566-1
井門明治安田生命ビル
(4)代表者 代表取締役社長 平澤 創
(5)資本金 (単体)3,218百万円
(6)決算期 3月
 
(7) 分割後のフェイス業績に与える影響
  新設会社は、フェイス100%子会社となり、フェイスの連結対象子会社となるため、フェイス・グループの連結業績に与える影響はございません。フェイス単体の業績に与える影響は軽微です。
平成20年3月期のフェイス・グループの連結業績見通しについては、現在策定中です。業績予想数値が確定次第、お知らせさせていただきます。
   
  以上
 
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