FI2007-003
平成19年2月16日
各   位
会社名 株式会社フェイス
代表者氏名 代表取締役社長  平澤  創
  (コード番号 4295   東証第一部)
問合せ先 取締役経営管理部長  佐伯 浩二
TEL 075-213-3933
 
インテル キャピタルと吉本興業がフェイスへ出資
〜インテル、吉本興業との事業協力を強化〜
 
■パソコンと携帯電話を利用したコンテンツ配信の技術開発を強化
■エンタテインメント・コンテンツの企画制作力を強化
 
この度、株式会社フェイス(以下フェイス)は、パソコンと携帯電話を利用したコンテンツ配信の技術力を強化すると同時にエンタテインメント・コンテンツの企画制作力を強化することにより、“デジタルコンテンツの流通するしくみ”の創造と市場開拓を加速するため、インテル キャピタルおよび吉本興業株式会社(以下吉本興業)から出資(発行済株式の取得)を受けることといたしました。
 
<本発表内容のポイント>
 
【強化】パソコンと携帯電話を利用した新しいコンテンツ配信技術
  ■インテルとの事業協力
 
【強化】エンタテインメント・コンテンツの企画制作力
  ■吉本興業との事業協力
 
【強化】資本政策
  ■インテル キャピタルによるフェイスへの出資(フェイス発行済株式約2.6%の取得)
■吉本興業によるフェイスへの出資(フェイス発行済株式約1.5%の取得)
 
これまで、インテル、吉本興業およびフェイスの3社は、吉本興業、インテル キャピタル、フェイス等との共同出資会社Bellrock Media, Inc.(以下ベルロックメディア)を通じて、デジタル・エンタテインメント向けのインテル® Viiv™テクノロジーを搭載した高性能パソコン向けに、高画質・高音質の動画コンテンツ配信サービスの開発と提供を行ってまいりました。今回のインテル キャピタルと吉本興業によるフェイスへの出資を機に、フェイスは、以下の通り、インテル、吉本興業との事業協力を強化してまいります。
 
1.インテルとの事業協力
 
  インテルとフェイスは、インテルがパソコンや情報家電分野において展開するデジタルホームの戦略をベースに、日本の携帯電話の先進的機能を活用した、消費者にとって使いやすい利用モデルの立案・構築について事業協力を進める計画です。両社は、フェイスが開発する権利認証技術NFRM(Near Field Right Management™)を活用した配信サービスの実現に向けた立案・事業化を共同で推進してまいります。

インテルとフェイスはこれまでの協力関係を一層強化し、フェイスがこれまで携帯電話向け配信ビジネスにおいて蓄積してまいりました、
   
@ 音声再生やコンテンツ権利処理などの携帯端末向け組込み技術ライセンスや開発ノウハウ
A コンテンツ配信システムなどのネットワークソリューション
B コンテンツデータやアプリケーションの制作・開発
C ネットワーク配信における権利処理モデルの企画
D 運営する各種配信サービスの膨大な会員数
E 権利認証技術NFRM(Near Field Rights Management™)
  といった一切のノウハウを、インテルが推進するパソコン技術を中心としたデジタルホーム関連のプロジェクトに適用する計画です。
 
2.吉本興業との事業協力
 
  吉本興業グループとフェイス・グループは、戦略的な協力関係を以下のとおり構築してまいりました。
   
@ 吉本興業グループのサービスプロバイダ企業である株式会社ファンダンゴ(以下ファンダンゴ)への出資(フェイス出資比率12.4%)
A ベルロックメディアの共同設立
B ベルロックメディアグループを通じた、音楽・エンタテインメントCD・DVDの販売や、デジタル・エンタテインメント向けインテル® Viiv™テクノロジー搭載の高性能パソコン用デジタルコンテンツの配信
C フェイス子会社のコンテンツプロバイダ株式会社ギガネットワークス(以下ギガネットワークス)による、吉本興業の人気タレントの携帯電話向けコンテンツ配信サービスの提供
D 吉本興業によるギガネットワークスへの出資(吉本興業出資比率4.6%)
 
  フェイスは、これまでの吉本興業との戦略的な協力関係を強化することにより、フェイス・グループの持つ『コンテンツの流通する仕組みを創造する力』と吉本興業グループの持つブランド力、マーケティング力、コンテンツ企画制作力を活かして、コンテンツ流通市場の一層の拡大を共同で進めてまいります。
 
3.資本政策の強化
 
  この度、インテル キャピタルは、フェイスの発行済株式の約2.6%を取得することに合意いたしました。また、吉本興業は、同じくフェイスの発行済株式の約1.5%を取得することに合意いたしました。フェイスは、今回の両社からの出資を機に、インテル、吉本興業グループとの事業協力を強化・加速してまいります。
 
インテルについて http://www.intel.co.jp/
シリコンの技術革新で世界をリードするインテルは、人々の仕事と生活をさらに豊かにする先進的な技術と製品を開発、イニシアティブを推進しています。
 
インテル キャピタルについて http://www.intel.co.jp/jp/capital/
インテル キャピタルはインテルの投資部門で、革新的な技術をもった世界中の企業に株式投資を行っております。インテル キャピタルの投資対象は、企業、家庭、モビリティー、ヘルスケア、消費者向けインターネットおよび半導体製造技術といった分野でハードウェア、ソフトウェアおよびサービスを提供している企業に幅広く投資を行っています。インテル キャピタルは、1991年以来、30カ国以上で約 1,000 の企業に、累積で 60 億ドル以上を投資してきました。これまでに、投資先企業の内およそ 180社が第三者の企業により買収され、また 155 社が世界中の様々な株式市場で株式を公開しました。2006 年にインテル キャピタルは、総額約 10 億7,000 万ドルを世界中の企業に投資しました。この内、約 60% (クリアワイヤへの投資を除く)は米国以外の地域への投資です。
 
吉本興業について http://www.yoshimoto.co.jp/  (コード番号 9665 東証一部)
明治45年4月1日創業。吉本吉兵衛・せい夫婦による大阪・天満天神裏門にあった寄席小屋「第二文芸館」の経営から歴史が始まる。現在は世界的にも珍しい年中無休の常設劇場を擁し、芸人、タレント、スポー ツ選手、文化人など800名を越える所属タレントのプロデュース・マネージメントのほか、テレビ、ラジオ、CMなどの企画制作、インターネットコンテンツビジネス、書籍、DVDソフトの制作販売、不動産や音楽事業、アミューズメント施設開発など演芸を基盤にしながらも、お笑い事業のみにとどまらない全国区の芸能プロダクションである。
 
ファンダンゴについて http://www.fandango.co.jp/  (コード番号 3797 ヘラクレス)
吉本興業グループのファンダンゴ(本社:東京都千代田区、代表取締役会長:橋爪健康、代表取締役社長:森哲夫)は、2000年に設立されたデジタルコンテンツ制作・配信会社です。吉本興業グループの豊富なエンタテインメント資産を生かしたコンテンツをCS、携帯電話、ブロードバンド向けに提供するほかDVDなどパッケージメディアの制作も行っています。
 
ベルロックメディアについて http://www.bellrockmedia.com/
Bellrock Media, Inc. は、総合型エンタテインメント企業である吉本興業グループを中心として、フェイスやインテル社などの出資によって2005年に米国に設立されました。また、日本法人の株式会社ベルロックメディアはその100%子会社です。ベルロックグループは、その主事業であるブランデッド・エンタテインメント事業を日米で連携しながら展開しています。
 
ギガネットワークスについて http://www.giga.co.jp/
ギガネットワークスは、携帯電話向け着信メロディ配信サービスのほか、映画・音楽・コンサート情報などのエンターテインメントコンテンツの企画・開発・配信をおもに行っています。1999年9月にiモードメニューサイトとして着信メロディ配信サービスを開始した 『着信メロディGIGA』 は、携帯電話ユーザーの高い支持を得て、現在、300万人超の有料会員数を保有しています。このユーザーリーチを活かし、付加価値の高い次世代サービス開拓し、推進しています。
 
フェイスについて http://www.faith.co.jp/
フェイスは、世界に先駆けて、携帯電話の『着信メロディ』そのものを考案、実用化し、日本国内のみならず北米、欧州、 アジアパシフィック地域、南米などの世界21カ国で事業展開しています。また、オンラインゲーム、音楽配信、Eコマース などの決済に利用される電子マネーも提供しています。今後も、携帯電話、パソコンなど様々な利用環境上に、『デジタルコンテンツを流通する しくみ』をグローバルに創造することで、さらなる高付加価値企業を目指します。
 
本件に関するお問い合わせ
IR広報室 藤原
TEL : (03) 5776-6255 FAX : (03) 5776-6256
 
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